タバコと数式は思い出の中に ~私の好きな人は先生~
「だから、1回の失恋くらい不思議じゃない。もっとこれから恋をして、そして好きな人と結ばれた時、それは奇跡の様な事だから大事にすればいい。今日の涙はその日の為のものよ、きっと」


そうサクラちゃんに言いながら、自分はどうだろうかと考えていた


あの日から私は一歩も歩けないでいる

それはどうしてなのか?

私はまだあの人が好きなのだろうか?

何が何だか分からない

分かりたくない

忘れられないのは、本当は違うところに理由があるのだろうか

私はあの人にどうしてもらいたいのだろうか


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