タバコと数式は思い出の中に ~私の好きな人は先生~
彼の腕の力から解放されたかと思うと、次の瞬間私は顎を上げられ、口づけされていた

好きだという気持ちが痛いほど伝わってくるキスだった

熱い涙が再び頬を伝わるのを感じた

今の私には、こんなのキャパオーバーのレベルだ


苦しくて悲しい


反射的に私は抵抗した

しかし彼の力が強すぎて力負けしてしまう

それでも抵抗していると、何故か次の瞬間不意に彼の力が緩んだのを感じた

その瞬間に彼を突き放すと私はバックを取って、そのまま教室を飛び出した


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