タバコと数式は思い出の中に ~私の好きな人は先生~
考えても、教室を飛び出して走った後の事は全く覚えがない

困惑していると突然部屋のドアが開いた

入ってきたのは櫻井君だった

いつものスーツとは違いラフな服を着ているので、一瞬誰か分からなかった


「あ、起きた?まだ寝ていた方がいいよ」


櫻井君は手に食事を持っていた

困惑した様子で櫻井君を見つめていると、彼は気づいたようにつけたした


「あ、ここ俺の家だけど、着替えさせたの母親だから安心して」


俺今は実科通いなのと言いながら彼はベッドの横に備え付けてある机の上にトレーをのせた


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