タバコと数式は思い出の中に ~私の好きな人は先生~
授業をするクラスへは1人で向かった

今ここで先生と会っても何を話したら良いか分からないので、職員室にかかっている鍵を持って、先に移動教室へと向かう

教室の前に着くとすでに何人かの生徒がドアの前に立っていた


「葵ちゃんが今日授業するんでしょう?」


すでにその事は生徒たちの耳にも入っているらしい


「そうですね、寝ないでくださいよ」

「葵ちゃんこそ、ヘマしないようにね」


「酷いなぁ」と言いながら鍵を開けると私は教室に入った


< 264 / 289 >

この作品をシェア

pagetop