タバコと数式は思い出の中に ～私の好きな人は先生～

そんな私だが、先生とは１度も話した事はなかった

はじめて話したのは

そうだ、初めての中間のテスト返しの日だ

先生の初めてのテストの点数は８４点だった

元来数学が得意だった私は、そんなに勉強していなかったのだが、これはいつもより若干いい点数だった

だから私は返却された時は「ま、いっか」といった気持だった




返却と解説の授業が終わって、ルナとマリに「テストどうだった？」と声をかけた


「私はいつも通りダメダメ～」


とルナが答える