タバコと数式は思い出の中に ~私の好きな人は先生~
「だって…。数学100点とりたいんやもん!でもどんなけ勉強したって全然自信ないよぉ~」


『100点とりたい』と口に出してみると

益々その気持ちが強まる


「葵!」


顔をあげると2人が感慨深い表情をしている


「可愛いぃ~」
「もう、家に持って帰っていい?」


そうしてなぜか私は朝から女2人に抱きしめられた…



さっきの出来事で少し気が楽になった私はヤケクソまっしぐら

『赤点上等』な英語のテストを受けていた

チャイムとともに用紙を表にかえすと、そこには異国の言葉がつらつらと…


『もう、泣きたい…』

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