タバコと数式は思い出の中に ~私の好きな人は先生~
こんなこと言われたって私の今のテンションはMAXだった

テストを手渡され、見たいような見たくないよな気持に悩みながらテスト用紙をゆっくりと開いた私の目に映ったのは

『100』の数字だった

声にならない歓喜を上げていると、前の方の席であるマリとルナが


「どうやった?」


と聞いてきた

静かに〇のポーズをすると


「マジで!ってか葵泣きそうやん」


と2人して苦笑している

ナコやアミには「愛やな~」なんて言われてしまった

しかしなんと言っても100点!

高校入って初の100点!!

もう、今なら何でも言うこと聞いちゃう!

ってくらいのテンションの上がりよう

さっきまでとは大違いだ

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