タバコと数式は思い出の中に ~私の好きな人は先生~
スーツに合わないスニーカーを履き、黒いヒールを車に積む

ヒールを積むのは駐車場から学校の入口まで少しの距離かもしれないがスーツと合わないスニーカーで学校を歩きたくなかったからだ



エンジンをかけ、何年ぶりかの道を運転する

高校時代

スクールバスで通った道を、今日は自身で運転しているのがなんだか不思議だった

あの頃はまだ私は本当に子供だったんだなぁと、しみじみ感じてしまう


< 5 / 289 >

この作品をシェア

pagetop