タバコと数式は思い出の中に ～私の好きな人は先生～

「つ、疲れた～」


そう言いながら教室に入ってきたのはユミだった


「相変わらずの授業だったよ、小野先生の授業…。私でさえ眠さとの格闘…」

「あはは、担任が担任じゃなくなったら大量の雹がふってくるゎ～」


そう話していると市川君が「そういえば３人はここの学校出身なんやんな」と声をかけてきた


「そうだよ♪私ら３人は元Ｔ高生だよ。市川君と櫻井君は？」

「俺はＳ高。中学の免許も取りたいから、中高一貫のここに来たの。俺のいたとこ高校だけだから…」


と市川君


「そんなのマシじゃん！俺の行ってたとことか少子化でつぶれたからこっち来たんだけどっ！」


と櫻井君