タバコと数式は思い出の中に ~私の好きな人は先生~
何?と言った風にミサトは振り返ると私のそばにやってくる

こんな何気ない仕草も「女の子は恋している時が良い!」と豪語し、常に恋するミサトは何か可愛い


「唐突なんだけどさぁ、恋の方の好きってどっからのこと言うと思う?」


ほんま唐突やなぁと苦笑しながら、ミサトは少し考えて言った


「それは…、『無意識のうちにその人のこと考えたり、目で追ったりしていたら』じゃない?」


一同「そうかぁ」と感心する

言われてみれば、ありきたりだと思う答えかもしれないが、意外と自力で考えると良い言葉が浮かんでこないものだ

そういうところは『さすがミサト!』といった感じ

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