タバコと数式は思い出の中に ~私の好きな人は先生~
「あーおーい!」


突然背後から聞きなれた声が聞こえた

振り返ると、階段を駆け上がりながらリコが目をキラキラさせている


「あ、眩しい!リコ、そのまま何も話さずじっとしときな!!」


私がこういうのには訳がある


「はぁ~!?またそれ?今更そんなこと言ったてしょうがないっしょ!!」


ここを聞いただけでは分からないだろうけれど、リコは…

“超”がつくほど口が悪い…

それはそれは、放送禁止用語etc...

顔はお嬢様なのに…


「それは置いといて、行くよ!」
「どこに?」


訝しげに尋ねると、さも当たり前かのようにリコは続ける

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