Ri.Night +
「っ、ちょ、十夜!?」
突然腕を引っ張られたのはまぁこの際良いとして、その後のコレは流石に心臓が持たない。
だって、十夜の膝枕と顎クイだよ!?
膝枕だけならまだしも、それに顎クイが加わったとなれば話は別で。
逃げようと思えばいつでも逃げられるけど、お得意の妄想が“もったいない!”と訴えてくるもんだから動こうにも動けない。
「とととと十夜!?」
動揺しまくりのあたしに反して無表情な十夜サン。
いや、心なしか怒っているような……?