溺愛兄

現在

私は、蓮兄に抱かれながら、三年前の事を思い出していた。

自然に涙が出ていた。

「大丈夫。俺は何があっても、姫乃を守る。」

私は、先輩に押し倒された時、フラッシュバックのように、お父さんの事を思い出した。

私が震えているのを分かっている蓮兄。

「大丈夫だから。」

蓮兄は、さっきよりも強く抱きしめた。

『わ、私。ごめんなさい!』

「なんで、姫乃が謝るんだよ。」

『今日の朝、、蓮兄に悪いことしちゃった。なのに、蓮兄は、私のこと助けてくれて。』

「そんなの、当たり前だろ!俺は、何があっても姫乃を守るって決めたんだから。」

『う、うん。ありがと。』

「その笑顔反則だろうが///」

『??蓮兄?顔赤いよ?熱あるんじゃない?』

私が蓮兄の顔を覗き込むと、蓮兄が


チュッ♡

私の唇にキスを落とした。
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