カレは、超人気若手俳優…!? 〜ファンにはナイショの♡甘い恋♡〜
手元が狂った。


そんな理由…通用しないレベル。


5センチほども切られた大和くんの髪が、新聞紙を敷いた床に散らばる。


「…おおっ。けっこうバッサリいったな〜」


床に落ちた髪を見て、大和くんが呟いた。


あたしは、一気に冷や汗が出たのがわかった。


「ごっ…ごめんなさいっ!!」


こんな短く切るつもりなんて、微塵もなかったのに…!


すべてはあたしの、下手くそな技術のせい…!
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