カレは、超人気若手俳優…!? 〜ファンにはナイショの♡甘い恋♡〜
閉店後。

あたしは、店長の髪をシャンプーしていた。


店長にOKを出してもらえないと、お客さんの髪をシャンプーすることすら許されない。


シャンプーは、専門学校でイヤっていうほどやってきた。


…しかし。



「不合格」


ドライヤーをしながら、店長はあたしに言った。


予想外の展開に、あたしは言葉が出なかった。


「シャンプーの腕は、そこそこよかったよ」

「じゃあ…」
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