カレは、超人気若手俳優…!? 〜ファンにはナイショの♡甘い恋♡〜
素直にそう思った。



「こちらでお会計致しますので、少々お待ちください」


そう言って、サヤカさんは出て行った。


「なに、ポカンとしてんの?」


見とれていたあたしの顔を、大和くんが窺う。


「ご…ごめんねっ。なんか…かっこいいなと思って」


あたしがそう言うと、大和くんがプッと笑った。


その姿を見て、自分が今恥ずかしいことを言ったことに気づく。
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