永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
「甘……」


顔を真っ赤にしながら
呟くように言う三澤くん。



「でもおいしいでしょー?半分ずっこしょっか?」


「小梅……」


「んー?」


「天然でやってんの?
それとも計算?」


三澤くん、意味わからないよ。
あたしは計算なんてしてないし、天然でも……


「計算なんてしてないよ!」


ちょっとムキになって言い返すと「そうか……」と言って俯いてしまった。


「やべーだろ。こいつ……」


顔を赤くしてこんなこと言ってるなんてあたしは気づかなかった


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