永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
次の日--------------


やばい!
やばーい!

また遅行しちゃったよー!


あたしは全速力で
通い慣れた道を走る


「ギリギリセーフ。」

なんとか間に合い、教室の引き戸に手をかけて引き戸を開けようとした


「敦はー?好きな子いるわけ?」


「!」


ドアの向こうに敦がいる!

しかも好きな子なんて
言っている!


あたしは聞き耳をたてた。


敦以外の声も、もちろん
聞こえるんだけどあたしは
敦の声だけ聞こえるように
耳を傾けた


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