永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
「小梅ー。元気だしなって!」


薫があたしの肩をばしっと叩く。



日曜日。今日は薫とショッピングに行く約束。
元気がでないあたしを見かねて誘ってくれた。


ほんとに薫はいい奴であたしは
その優しさにじーんとしていた。


「小梅。今日は、ケーキバイキング行こうねー。」


「うん。ありがとう。薫。」


あたしは薫に笑顔を向ける。


「あ……」


あたしはふと声を漏らす。


「どうしたの?」


薫が聞く。
でも薫は前方を見てすぐに
あたしが声を漏らした原因がわかった


前方に敦……と学校の友達。


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