永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
「薫!もっと近づこう。」


「もー……」


薫の手を引いて敦達に近づいた。


話しかけるつもりなんてない。


ただ、遠くで見ているだけ。



敦は黒いTシャツとジーパンというラフな格好をしていたが、やっぱり何を着てもイケメンだと思った


「目の保養になるねぇ。」

「あたし達いつまで隠れてなきゃいけないの?」


うっとりと見ているあたしに
対し、薫はそんなあたしを呆れた表情で見ていた。


あたし達は壁に隠れて
目の前の敦を見ている。


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