永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
ピンポーン


丁度いいタイミングで家のチャイムが鳴った。


「あ、あたし出てくるね!」

パタパタと慌ててスリッパを響かせて出て行った。


誰だ。好きな奴って。
他校の奴かな?


ずずっと紗江子特製味噌汁を飲みながら考える


やっぱうまい。
紗江子の料理は何だか好きだ。


「お邪魔しまーす。」


悪びれた様子もなく入ってくる
客を見て俺は紗江子特製味噌汁を
テーブルの上に吐き出した。


「きゃーっ!敦くん!大丈夫⁉︎」


「ごほっ……平気……」


平気じゃねーよ。
なんで……なんで…


三澤がいるんだ?


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