永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
「小梅?」


って…菅田のこと?


「なんでもねーよ!」


三澤はそう言うとすぐに
紗江子の後を追った。


すごい勢いで椅子にぶつかりながら


なんだよ。
両想いじゃん。よかったな。


なのに


なんでお前が泣くわけ?


俺に追いかける資格はない。


ただ黙って突っ立ってることしかできなかった。



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