永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
三澤くんの告白は嘘ではない。


けれどやっぱり信じられないよ。
あたしは好かれるようなことは何一つしていない。


「あたしのどこがいいの?」


あたしはすくっと立ち上がり三澤くんを恐らく涙目で見上げる。


「っ!……その顔やめてくんない?」


えっ?
あたしの顔そんなにきもかった?


「ごめん。今、すっぴんだから多少のブサイクさは許して。」


謝ると三澤くんは、はぁっと
溜息をついた。


「小梅って天然だよな?可愛すぎて見てられないって言ってんだけど。」


「はぁっ⁉︎」


三澤くんの意味不明な言動に
叫んでしまった。


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