永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
「どうかした?」


事情を知らないお母さんは
不思議そうな顔であたしと
敦を見ている。


「あのっ……」


「おばさん、おじさん。」



口ごもるあたしを見た敦は
ゆっくり口を開く。


「俺……」




「明日家に帰ります。」



え?



「どうして⁉︎それにお父さんはまだ帰って来られないんでしょ?」


少し怒ったような表情で聞くお母さん


きっともう少しいてもらいたいのだろう


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