永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
「放課後、残れるかな。話したいことがあるの。」


あたしはぎゅっと手を握った。


「ああ。残れるけど?」


よかった…


やっと辛い恋に終止符を打てる。





そして放課後。


「大丈夫?小梅。」


事情を知ってる薫が
心配そうに聞いてくる。


あたしがあの日告白するって言ったら「頑張れ」って言ってくれた。


薫がいなかったらきっと
ここまで元気になっていなかった


だから薫には感謝しなきゃ。


「うん。大丈夫。」


もう迷わない。


そんな気持ちであたしは笑った。


「そか。」


「薫、今日は先帰っていいから。」


多分あたし泣いてるから。


「わかった。」


理由を聞かなかったのはきっと
どうなるかわかっているからだ。


「じゃあ、小梅!頑張って!」


「ありがとう。薫!」


薫に手を振られ、あたしもふり返す


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