永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
あたしは我慢できなくなって
教室に乗り込もうとした……


だけど…


ぐいっ



あたしの手は誰かに掴まれて
足が動かない。



その人の目を見て言いたいことはわかった。



『行くな。』


そう言っている。


あたしは何も言わず立ち尽くしていたら彼がズカズカと教室内に足を踏み入れた。


『波木くん⁉︎』


そう…彼はあたしが絶賛片思い中の
並木敦。


彼は氷みたいな目で彼女達を睨んでいる。


黙ってその光景を見るあたし。


< 169 / 298 >

この作品をシェア

pagetop