永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
『待ってて?今、ハンカチを……って、あれ⁉︎』


あたしはおもむろに制服の
ポケットに突っ込みハンカチを取り出そうとしたが、ハンカチがない。

なんでこんな時にないの⁉︎


『ハンカチくらい持ってろよ。』


そう言って代わりにハンカチを取り出して彼女の頭を拭いてくれた敦。


あー。もう!
最悪!


なんでこんな時にハンカチ持ってないの!


いつも持ってるのに。


これじゃあ、ガサツな女の子って
思われてしまう。



この後あたしと敦は保健室まで彼女を送ってあげた。


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