永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
『ぷっ……』


笑ったぁ……



初めて笑った顔見たよ。
かっこいい。


『何がおかしいの?』


あたしはドキドキしながら聞いてみる


『いや、必死すぎて…別にハンカチないくらいで引いたりしねーから』


『よかったぁ…』


敦の言葉に胸を撫で下ろす。


『それよりさ……』


どきっ


彼が急にあたしを見た。


『勇気あるな。お前。知らねー女に水かけるなんて。』


あの時はただ彼女がかわいそうで
つい手がでてしまった。


それを褒められて喜ばずには
いられない。


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