永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜

「なんで敦がいるの？」


「なんでってここ俺の家だもん。」


三澤くんめ、はめやがったな。


敦とは告白した日から話していない。
だからこうやって話すのは久しぶり。


「ごめん……三澤くんが無理やり……」

「いいって。ちょっと熱が高いだけなのにあいつ、走って行っちゃってさー。」

「えっ⁉︎熱があるの⁉︎」


さっきはびっくりして気づかなかったけど頬は赤に染まっているし額には冷却シートが貼られていた。


「菅田⁉︎」


あたしはズカズカベッドに座る敦の隣に座り、額に手を当てる。


額は確かに……ううん……かなり熱くて恐らく高熱がある。


「ばかっ！熱いよ！」

「ばかって……」

「寝てて！体にいいもの作るから！」


強引に敦を寝かせると敦宅のエプロンを制服の前から羽織った。