永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜



「小梅ー。行くよ。」


「待ってよ、薫ー!」


次の時間は体育。だが、体育館シューズが見つからない。


体育館へは上履きじゃ入れないからね


あれっ?ほんとに見つからない。


「ごめん。薫、行ってて。」

「わかった〜。」


これ以上、薫を待たせられないから先に行っててもらった。


「あった〜!」


ようやく見つかった。
ロッカーの中にしまったの忘れてた。

早く行かなきゃ!

廊下を走る。もう遅行確定だからね


「でさー。まだ好きなのか?敦。」

えっ!

隣のクラスを通ろうとした時、敦の名前を呼ぶ友達の声が聞こえた。


クラスの壁に隠れて会話を聞こうとするあたし。


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