永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
「ありがと。小梅。」


綺麗にラッピングを剥がしてくれる三澤くん。


やっぱり優しい人だと感じた。
だって普通だったらこんな面倒くさいラッピングなんてすぐに剥がして直ぐさまチョコを食べたいもん。


「うまそう。」


中には4つ並んだトリュフ。


「自信ないからね?」


あたしが言葉を言い終わる前に1つトリュフを口にする三澤くん。


「うまい。」


「ほんと⁉︎よかったぁ。」


おいしいという感想に自然に笑顔になるあたし。


「小梅、チョコ敦に渡すんだろ?」

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