永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
抑えきれない胸を押さえながら敦の教室へと足を運ぶ。


「あり?」


誰もいない、がらんとした教室。


嘘!すでにもうみんな帰っちゃった⁉︎


仕方ない。そう思って敦の席を探して引き出しに入れておくことに決めた。


「あ。ここだ。」


窓際の1番後ろの席。


チョコを引き出しに入れるだけ……そんな簡単なことができないあたし。


がたっ


体が勝手に動いた……


敦の席に腰掛ける。


なんだか微笑んでしまう。
1番後ろなんだから授業中、寝てたりするんだろうな。


1年の頃と変わらないんだろうな。




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