永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
あたしは次の日、三澤くんを体育館裏に呼び出した。


自分の気持ちにけじめをつけるために……


「小梅。」


「あっ。三澤くん!」


背後から声がしてくるっと振り向くと三澤くん。


「ごめん。待った?」

「ううん。」


三澤くんには感謝の気持ちしかない。

いつだって強引で隠れて泣くことを許してくれなかった人。


でも、いつも彼はあたしの道しるべとなって手を引っ張ってくれた。


今のあたしがあるのも
三澤くんのおかげ。


「三澤くん……」

「ん?」


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