永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
「あんたは笑った顔が1番似合うよ!
そのすっぴんも可愛い。」


優しくあたしの頭を撫でてくれた。


薫……


「ありがとっ……」


泣きそうになるのを堪えながら言った


「なにそれ。意味わかんないし!」


きっと照れ隠し。
お礼を言われるのに慣れていないんだ。薫は……


不器用だけど薫の優しさ、いつも感じてるんだよ?


「薫ーっ!」


「わっ!なに⁉︎きもいんだけど!」


嬉しくなって薫に抱きついた。


失恋しちゃったけど、あたしには友達がいる。


それだけで前を向けたんだ。


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