永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
急いで走ってきたから貧血?


ああ。もう。
やっと学校に着いたのに。


「菅田?」


背後から懐かしい声がした。
だけど振り向かない。


それほど気分が悪かった。


「どうした?」


どきんっ……

久々に見た大好きな人の顔。


やっぱり好き……


「顔、真っ青じゃん。」


なんでいるの?
敦-------


ほっといてよ。あたしのこと
嫌いなんでしょ?


「ったく。バカ。」


「えっ。」


次の瞬間、あたしの体は宙を舞う。


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