永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
「あつっ!」

「ばか!何やってんだ!」


敦はガスのスイッチを切ってあたしの手を水で濡らした。


「赤くなってんじゃん。」

「ごめん……」

敦と体が密着して胸がドキドキする


心臓の音聞こえてないかな。


しかも今日なんかいつもより

優しい。


「後、これ炒めるだけだろ?お前は休んでろよ。」


いいって言おうとしたんだけど、それより先にフライパンを持って炒め始めていた。


「ありがとう。」

そう言って笑うあたし


「っ!……別に。気おつけろよな」

あ、あれ?

今顔赤くなった?


あー。そっか。


料理してるからか。


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