永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜



「けほっ。けほっ……」

「大丈夫?小梅。風邪引いてるのに無理して出かけるから熱なんかだすのよ?」


ベッドに横たわるあたしを心配そうな表情を浮かべて言うお母さん。


あの後、急に具合が悪くなりすぐに寝込んだ。


「もう。買い物から帰ってくるまでおとなしくしてなさい。」

「はーい……」


お母さんは買い物に行くみたいで出て行った。


あー……だるい。しんどい……


「喉渇いた。」


むくっとベッドから起き上がり1階へ降りた。


「あ。」

「!」


いつの間に帰ってきたのやら敦ソファーに座っていた


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