永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
ガチャ

「敦くん⁉︎」


小梅の代わりに俺がドアを開けた。
小梅の部屋なのに俺が出てきたことに驚いている小梅のお母さん。


「小梅、倒れたんです。高熱をだしていて……」

「ええっ⁉︎」


つーか俺も早く気付けばよかった。
絶叫系に酔ってる場合じゃなかったよ


「敦くんが運んでくれたの?」


「はい。」

俺がそう返事をすると優しい顔をした小梅のお母さん。


俺が失礼なことを言っても躊躇しないで受け入れてくれた優しい小梅の両親


温かいと思った。


「ありがとう。うちの娘のどこがいいかわからないけど、敦くんと小梅が付き合ってくれて嬉しいわ。」


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