永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
だけどいつになっても
割れた音が聞こえなくて


恐る恐る目を開く


「バーカ。何やってんの。」


床に落ちそうになったお茶碗を
ギリギリのところで受け止めてくれた敦


「あ……ありがとう。」


「つか、危ないから俺も手伝う。」

「あ……」


重ねたお茶碗をあたしの手から無理やり奪い取ると流し台に置いてくれた


ま、まさか洗い物までやるつもり⁉︎


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