永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
俺は小梅の額にでこぴんを食らわせた


「いたーい!なにすんのっ」


額を両手で押さえる小梅。


そんな姿も可愛い。


「熱移るのなんて気にしねぇし。」

「だけど、敦よく風邪ひくじゃん。」


痛いところを突かれた…
情けないことに俺は小梅より病弱。


よく風邪をひくんだよなぁ。


「別にいいよ。看病してくれんだろ?」


ずいっと小梅の赤くなった顔に自分の顔を近づけた。


「するよ!あたし、敦の彼女だもん!」


かぁ〜……


「どしたの?顔、真っ赤……」


どうしたのってお前なぁ……


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