永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
無自覚かよ。


「ったく……お前は!何か食うか?」

赤い顔を見られたくなくて俺は小梅のお母さんから手渡されたビニール袋から何かないか探る。


ガサガサ


「あ……」


一つのお菓子に目が止まる。


小梅キャンディー。


「小梅、梅好き?」


「もちろん!あたし、小梅って名前なんだよ?」


小梅だから小梅キャンディーか……


「キャンディー食うか?」

「食べるっ!」

小梅にキャンディーの袋を見せるととびきりの笑顔を見せてくれた。

可愛すぎだろ。


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