永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
「ん〜。酸っぱ!」


小梅は袋を開けて小梅キャンディーを口にすると酸っぱさに目をぎゅっと瞑った


ふっ。かわいい…
こういった表情がころころ変わるところが好き。


「俺にもちょうだい。」


小梅のキャンディーを俺も食べたくて手を出す。


「だーめっ!敦にはあげなーい!」

「なんだよ。それっ」


だけど、小梅はキャンディーの袋を抱きしめたままそっぽを向く。


不機嫌な顔をしたが俺はふっと笑みを零した。


やっぱり好きだと。


「敦ー。」


「なに?」


後ろを向いていた小梅がこっちを向いた……かと思ったら……

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