永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
唇を塞がれた…


次第に小梅の味がしてきた。
酸っぱい……


「おいしい?」


そう言って笑う小梅。
不意打ちでこんなことするなんてずるすぎる。


俺は余裕がなくなり真っ赤になる。


「酸っぱい……」


「小梅だもん!」


小梅の笑顔を見て……
また胸が高鳴る。


「小梅からキスするとか生意気。」


そう言うと俺も小梅の唇を塞ぐ。


さっきはなんてことない顔をしていたのに小梅の顔は真っ赤。


「なにー?さっきは自分からしたくせに」


「だ、だって……」


かわいい。

まるで小梅みたいに真っ赤な顔。


「もう1回キスして?小梅の……」


俺がそう言うと小梅は真っ赤になりながらキスしてくれた……


酸っぱい小梅味のキス。


酸っぱく感じたけど、甘く感じたのは気のせいか?





-番外編2end-




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