永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
「俺が寂しそうにしてたからなんだろ?」


不器用な……
ほんとに不器用な彼女の優しさ。


「んなわけないでしょ!」

あー。おもしろい。


「てゆーか、三澤くんって呼び方やめて。圭吾って呼んでよ。」


俺がそう呼ぶと彼女はますます赤くなる

「やだ。今更呼び方変えられるか。」

「そ。俺も結城さんって呼ぶかな。」

「好きにすれば⁉︎」


言葉は強気でも、薫の顔は既に泣きそうだ。


「いいだろ。俺達、幼なじみなんだからさ」


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