永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
「敦くん⁉︎」


家に着く頃にはすごいビショビショになっていて服を絞ると大量の水が出てきそうだった。


びしょ濡れな様子を見て目を丸くする俺の同居人紗江子。


「びしょ濡れじゃない!服脱いで!すぐお風呂にするから。」

「ああ。さんきゅ。」





チャポン……


紗江子はすぐに風呂の用意をしてくれた


浴槽に浸かると冷たい体がじんじんと染みていった。


温かい。


温かいのは風呂じゃない


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