永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜


俺の視界に移ったのは心配そうな
顔をしている紗江子。


「風邪ひいちゃったんだね。
待ってて。今からコンビニ行ってくるから」


えっ!
今から⁉︎


「いいよ。寝てれば下がるから。」

本当は紗江子を外に行かせたくなかったんだ


もう夜も遅いしで歩くのは
危ないから


「何言ってんの!病人ほっとけるわけないでしょ⁉︎」


怒ったような顔でそう言うと紗江子は出て行った。


パタパタと階段を下る音が聞こえた


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