永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
痺れを切らした敦が口を開く


「実はね……」


黙っていたお母さんがゆっくりと
話始めた。


「実はね、ハワイ旅行が当たったのよ。1年間。」


えっ!


「それであなた達さえ良かったら私とお父さんで行きたいんだけど」

えーと。
つまり。


両親がいなかったら


あたし達二人っきり⁉︎


ダメに決まってる!
ってか、あたしだって旅行に行きたい


「そんなのダ……「いいですよ。」

そんなのダメ

あたしはそう言おうとしたのに
それを遮ったのは敦。

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