永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
いつの間にか泣いてたみたいで
三澤くんがあたしの頬に触れてくる


「わかんないよ……三澤くんにはあたしの気持ちなんてわかんない………
あたしはずーっと嫌われてるんだから」


「………」


三澤くんはあたしを泣かせてしまった
罪悪感を感じて何も言わない。


と、思ったら


「ぶはっ!ははっ!」

「?」


急に爆笑しだした。


まさか、笑いを堪えていたの?


「小梅!鏡見てみ?」
「?」


あたしは制服のポケットからピンク色の丸い鏡を取り出した。


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