永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
「残念ながら菅田のことは
なんとも思ってないよ。」


三澤に先に言われる前に
言ってやった。



「ふーん。じゃ、もらっていい?」


「いーんじゃね?」


普通の少女漫画の展開なら焦るシーンが要求される。


しかし、俺は全く菅田に興味がない


止める権利も俺にはない。


「つーかさ、お前。親友の俺に何か隠してねーか?」


「は?なんだよ。それ」


隠していること。


そう聞かれて胸がドキリと
心臓をたてる。


紗江子と同居していることは一応話したが恋したことまでは……


別に言う必要もない。





< 81 / 298 >

この作品をシェア

pagetop