永遠片想い〜偽り女子の恋物語〜
中に入るとほんのり甘い香り。
ショーケースに並ぶ色とりどりなケーキ達。


俺はこのケーキ屋エンジェルで
週に2回バイトをしている


ここのケーキ屋は白とピンクで統一されていて、男の俺はなんとも思わないが女性から絶大な人気があった



しかもケーキはどれも絶品で
キラキラと輝く宝石のようだ。
(俺ではないが店長が言ってた。)


「敦くん。遅刻5分前だよ?」


ショーケースの前に立つ、女の先輩が怒った表情で言う。


「すんません」


それに対し俺は全く悪びれた様子もなく謝る


「早く着替えてきて。」


「へ〜い。」


彼女は……三浦紗南(みうらさな)先輩


身長はわりと普通なのだが、甘い顔立ちと茶髪で作るポニーテールが可愛くて男性客をとりこにしていた。


あ。勘違いしないでほしい。


俺は可愛いなんて思ってない。


それにこの人、菅田と同じ香りがする


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